09 感じる感覚を活性化させよう

辛いことは、なるべく感じたくない。

これは、誰しもが思うことだ。
だから私も昔は、どんなに辛いことがあっても、辛いと感じない人間になりたいと思っていた。
それができたら、幸せな人生を歩めるって思ってた。

そうやって、どんなに苦しいことが起きても、我慢して、クールに振舞っていた。
そしたら、幸せな人生になると思ったのに、なぜか次々と、もっと苦しい出来事が起き続けた。

きっと神様が「目を覚ませ!」と、私のほっぺを叩いて、私を起こそうとしていたんだと思う。

 

感じる感覚に、もともとポジティブもネガティブもないし、2つに分けられているものでもない。
だから、辛いことを感じないようにするということは、感じる感覚に麻酔注射を打つようなもので、
同時に、嬉しいことも楽しいことも、感じなくなっていく。

だから、辛いことを感じないように我慢して、クールにしていた頃は
自分が何をして楽しいのかもわからなくなっていた。
だから、全く楽しいと思えない仕事をしていた時期もある。

でもそれが、楽しくないということ感じる感覚が鈍ってしまっているから、
ただ淡々と職場と家を往復し、何年か経ったとき初めて「なんで私はこんな仕事してるんだろう」
と気づくことができた。

感じる感覚に麻酔が打たれているから、仕事も人間関係も
何にワクワクして、誰に心惹かれるのか、全くわからない。

そんな状態では、直感がまったく働いてない状態だから
ただ人の言うことに流されて、本来の自分の道を生きられない状態になってしまう。

だから、どこまでいっても満たされた幸せにはなれないんだ。
どおりで、神様は私のほっぺをバンバン叩いたわけだ。

辛さや悲しみも、喜びや嬉しさも、すべて自分の人生を前に進めてくれる大切な合図。

だから、感じる感覚は常に活性化されていた方がいい。

交通事故のような痛みを体験するのが怖くて、
日頃から全身麻酔をかけてたら、健康が保てない。

もちろん、人生には耐えがたい苦しみがくることもあるけれど、
そのときに、感じる感覚が活性化されていれば、その苦しみの意味を知り
自己治癒能力を発揮することもできる。
耐えがたい苦しみの中で、一筋の光をみつけ、そこに手を伸ばすこともできるかもしれない。

最初から全身麻酔状態だったら、自分のどの部分が、どれくらい傷をおったのかも分からない。
そしたら、どう対処していいのかもわからない。どんな助けを願えばいいのかもわからない。
苦しみの意味がわからないままだったら、わかるまで苦しみがきてしまうかもしれない。
苦しみの中で差し伸べられた、一筋の光にも気づかないかもしれない。

 

だから、苦しみを封印してしまうのではなくて
喜びも苦しみも、しっかり感じて、苦しみを喜びに変えていこう。

 

 

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