07 図星の法則

あの人が、ひどいことを言ったから、傷つけられた。

そんな風に思う時がある。

人はどうして、人の言葉で傷つくんだろう。
同じ言葉を言われて、傷つく人と、傷つかない人がいるのはどうしてだろう?

それは、その人が強いかどうか、という問題ではないんだ。

 

例えば誰かから「あなたは来月、会社を首になるかもね」
と言われて、ショックを受ける人がいたとする。

その人に今度は
「あなたは来月、右腕がバナナになるかもね」
と言ったとしても、多分ショックは受けないだろう。
ショックどころか、何を言ってるの?と笑ってしまうに違いない。

自分の中に「自分の右腕がバナナになる」
と信じている意識が、1ミリも入っていない場合、
それは笑い話にしか聞こえなかったり、きょとんとするだけなのである。

でも「会社を首になるかもね」と言われたとき、笑い話として受け取れない理由は、
自分の心の奥のどこかで「会社を首になるかもしれない」と、信じている気持ちがあるからなんだ。

ショックを受けた大きさだけ、そう信じている気持ちが心の奥にあったんですよ。という合図なんだ。

 

人は、自分の心の奥の状態が、自分ではわからない。

私は自分に自信をもっていたけれど、あの人に
「会社を首になるかもよ」と、ひどいことを
言われたから、自信がなくなったんです。と思うかもしれないけど。

その人から傷つけられて、自信を失ったのではなく
その人の言葉によって、もともと自分の
中にあった、自分に対するネガティブな認識
に気づかされただけのことなんだ。

「会社を首になる」と信じる気持ちはなかったかもしれないけど、
「自分は役に立ってない」とか「自分は不運な人間だ」とか、
ネガティブに信じている気持ちが「会社を首になるかもよ」
と言われた時のショックにつながっていることもある。

 

いずれにしても、人から言われた言葉で不快な気持ちになるのだとしたら
自分の心の中に、もともとその言葉に似た認識があったという合図なのかもしれない。

だから、人からひどいことを言われたときに「やっぱり、その通りだよな」
と、自分でさらに自分の中に入れ込んではいけないのだ。

自分が不快になる言葉なのなら、否定しなければいけない。
相手に否定を伝えなくても、自分の心のなかだけでも「そんなはずはない」って否定して
自分にとって良い言葉に変えて、良い言葉を自分に入れてあげなければいけないんだ。

自分の中に入れた言葉たちが蓄積されて、現実を創っていくのだから。
誰かにショックなことを言われたとき、相手を責めても何も変わらない。
相手の言葉と同じことを、さらに自分に入れても、状況は悪化するばかり。

だから、人の言葉でショックを受けた分だけ、自分の中に同じような言葉が入っていたんだなって思って、
その言葉を否定して、素敵な言葉に置き換えて、自分の中に入れていこう。

 

 

 

 

 

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