06 人から言われると痛いとわかるけど、自分だと自覚がない

人間には、顕在意識と潜在意識というものがある。

簡単に説明してしまえば、意識と無意識ということなんだけど。
たとえば、食べ物を食べている時、
何を食べているのか認識できているし、口の中では味も分かる。

でも、喉を通り過ぎてしまえば、食べ物がどのように消化されて、
どのように栄養になっていくのか、意識では全くわからない。

例えば、体に悪い食品を食続けて、大腸にポリープができたとしても、意識では全くわからない。
内視鏡で検査をするまで、自分が食べたものが体を傷が付けていたことに、気づかないのだ。

これは、頭の中の言葉も同じで、例えば頭の中で
自分をけなす言葉を言っても、いきなり全身がしびれたりするわけでもなく
いきなり涙が溢れるわけでもない。まったく体感がないので、自分の言葉が
自分を傷つけていることに、気づくことができない。

仕事のプレゼンテーションが、思ったほどうまくできなかったとき。
「私って最悪・・・」と、つい頭の中で言ってしまう。
その言葉を言ったところで、いきなり体調が悪くなるわけでもないから、さらっと言ってしまう。

でも、同じ言葉を、人から言われたらどうだろうか。
プレゼンテーションが終わった直後に「君って最悪だね」と言われたら・・・

人から言われると、痛みがわかる。
その言葉が自分にとって傷つく言葉だということが、よくわかるのだ。

人から殴られると、痛いと感じる。
でも、食べ物で内臓を傷つけていても、痛いと感じない。

これと同じように、人から言われた言葉は、ショックを感じるけど、
同じ言葉を自分に言ったとしても、ショックという体感がなかったりするんだ。

体感がないからといって、自分が傷ついていないわけではない。
自分が自分にいう言葉は、内臓に入れる食べ物と同じように、
ダイレクトに自分の深部に響いているものだから、
人から言われる言葉よりも、実は自分に影響が大きいのだ。

だから、自分が自分に語りかける言葉、頭の中で鳴らす言葉には
最新の注意を払わなければならない。

自分の栄養となるような、言葉たちにしなければならない。

じゃぁ、どんな言葉が自分にとって栄養になるのだろうか。

それは、人から言われて嬉しい言葉たちだ。
落ち込んでる時、失敗した時、なんと言われることが一番嬉しいだろうか。
その言葉を、自分に言ってあげなければならない。

 

自分にいう言葉は、いつか人から言われることになる。
自分にいう言葉は、つい人にもいいたくなってしまう。

だから、自分に厳しい言葉をかけ続ける人は、人からも厳しくされるだろう。
自分に優しい言葉をかけ続ける人は、人からも優しくされるだろう。

もし、厳しい言葉を言われた時、心から嬉しくなって、興奮して、やる気がでるタイプの人なら
その人には、厳しい言葉が合ってるということだから、厳しい言葉を使うことも悪くない。

どんな言葉が、自分の栄養になるのかは、人それぞれ違うのだ。
だから、自分がどんな言葉を言われて嬉しい人間なのか、ちゃんと観察しよう。

そして、その言葉を自分にたくさん言ってあげよう!
人にもたくさん、言ってあげよう!

 

もし、気力がでない、やる気が起きない、という状態で悩んでいるのなら
自分の心に栄養が足りていないのかもしれない。
知らぬ間に、自分を傷つける言葉を、自分が頭の中で言ってしまっているのかもしれない。

だから、そんな時は、やる気がでない自分を責めないで。
自分の栄養になるような言葉を、人から言われて嬉しい言葉を、
自分にたくさん言ってあげよう。

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