この世は個性で成り立っている。
全ての人に「ちがい」があるだけ。
人間の価値に、上も下も存在しない。
でも世の中は、なんでも順位をつけてランキングしたがるから
人間の価値までも、上下があるように思えてきてしまう。
自分を好きになれない理由は、人間の価値を上下で見てしまっていることが、原因だったりする。
人と比べる世界の中で、どんなに自分に自信を持ったとしても、上には上がいるだけのこと。
いつかは、自信喪失に陥ってしまう。
潜在意識は、主語を認識しない、という説がある。
もし、この世に主語がないとしたら。
私も、あなたも、同じ。ということになる。
だから、人をバカにすることは、自分をバカにすることと同じくなってしまう。
比べる世界の中で、自分は素晴らしい!と思ったとしても。
それは、誰かを見下すことになる。
だから自分を見下しているのと同じになってしまう。
要するに、比べる世界の中で、自分は素晴らしい!と思ったとしても。
自分の潜在意識にとっては、同時に自分が見下されているのと同じになって、自分の波動は下がってしまう。
この赤いワンピース素敵だね!と褒める時、青色を侮辱しているわけではないように。
自分を褒める時も、人を褒める時も、ただ一つの個性として、その素晴らしさへの感動を表現すればいい。
自分を人よりも上に置かない。
自分を人よりも下に置かない。
人を誰かより上に置かない。
人を誰かより下に置かない。
憧れや、尊敬は、その人の個性に対して
素敵だな!と感動する気持ちや、感謝の気持ちを、大切にする行為であって。
自分を卑下したり、誰かを見下したり
誰かが誰かの言いなりになるためのものではない。
自分を好きになる時も、誇りを持つ時も、自信を持つ時も。
人に憧れたり、尊敬したり、讃えるときも。
比べる世界から抜けて、それぞれの個性として、それをたたえよう。
自分の個性が素晴らしいのなら、全ての人の個性だって、すばらしい。
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